俺の好きにさせてください、お嬢様。
あーーーっ!!俺様ハヤセ出たっ!!
え、じゃあすっぽんぽん…?
さすがにタオルはいいよね…?
じゃないとわたし……たぶん余裕で気絶しますので。
「とりあえず夕食にしましょう」
「う、うん…」
「そのあとは俺と一緒に入るんですよ?エマお嬢様」
「う、…うん」
ヤバい、つい流れで了承してしまった……。
どうなる…?どうするのエマ……!!
まぁとりあえずはご飯だっ!
もうお腹ペコペコで、お腹と背中がくっついちゃう!!
「エマお嬢様、好き嫌いはいけませんよ」
「うっ…、す、好きなものは最後に取っておく人なの!」
「それは失礼いたしました。トマトばかりが残っておりましたのでつい」
ここもバレた…。
そうですよーだ、トマトは本当は苦手なんですよーだ。
それに煮られたトマトっていうのがまた何とも言えない気持ちにさせてくれる…。
向かい側に座るハヤセは、そんなわたしにくすくす笑って丁寧に食事を楽しんでいた。
「ごちそうさまでしたっ!ハヤセっ!今日のデザート!」
「そうですね、少々お待ちください」
「うんっ!」