僕は、空の上から君を見守る
ルーホーが竜巻と対峙している頃。
街の酒場に風警察がやってくる。
大宴会で盛り上がる中、
入口近くの席に座っていたブルーに
異色な青と白の服と帽子をしっかり着こなした
3人組が話しかける。
「私達は風警察という者ですが。ウォルスかルーホーという少年をご存知ではないですか?」
その物言いは丁寧ではあるがどこか威圧感も感じる。
その存在にバーの中心で踊っていたビスルが気付き、
ドカドカと歩み寄り
「おい!俺の娘に何の用じゃ!!」
酒の勢いもあり喧嘩腰に絡む。
背丈の高い異様な3人組に街の男達も加勢するかのように
腕を組んで立つビスルの後ろにたつ。
風警察の3人組の両サイドも銃のようなものに手を掛ける。
そんな一触即発の空気を
やめろ!というように手を出し、
風警察の真ん中の男が制止した。
「私達はあなた達と喧嘩をする為に来たのではない。大罪人を捕まえに来たのだ!」
大罪人という言葉にバーは静まりかえり
ざわめき出す。
「あんたらいったい何者でぃ!?」
ビスルが代表して真ん中の男に問いかける。
すると、男は胸ポケットから風を型どった模様が入る手帳を開き自己紹介する。
「私は風警察!大気保安管理部一課長!
ユスティシー!今日は脱獄犯、ウォルスならびに
ルーホーを追ってきた。」
「ルーホー!?」
「脱獄犯だって、、、。」
「なに?ルーホーって悪い奴だったの?」
「風警察って!?やっぱりルーホーの能力って、、、。」
そんなルーホーに対する不快感を示す
街の人達。
ルーホーは街を救ってくれた。
今までのその行動を見てきたビスルは
その状況が許せなかった。
「うるせぇ!!!」
その声にバーは一気に静まりかえる。
「おい!お前!ルーホーが何したって言うんだ!!ふざけた事を言うな!!」
もうすでにそんな事を言う警察すらも気に入らない
ビスルは拳を振りかざし殴りかかろうとする。
しかし、そこはビスルの喧嘩っ早さに慣れた
周りの男達が力ずくで引き止めた。
「ルーホーの事をご存知でしたか。彼は大罪を犯したのです。それは風の操作。私達風の民は空から風の流れを管理しているのです。」
そうしてユスティシーから伝えられる事の顛末。
それを街の人々は静かに聞く。
「彼はある嵐の日、、、一つの風を動かした。」
「嵐の中、反発するように吹かせたその風は
周りの風の流れを狂わせた。」
「さらに彼は身勝手にも街の天気をも変えてしまった。」
それは街の人々にとっては聞き慣れた話。
まるでビスルがいつも語る"神の風の話"を
そのまま説明しているようなものだった。
『俺はある嵐の日に、、、救われたんだ神の風に!』
『その風は嵐の中、導くかのように街までマストの折れた俺たちの船を運んでくれた!』
『着いた港は晴れわわたり、それはまるで俺たちの帰りを祝うような感じだった!!』
「彼は街の風を管理する立場にありながら
その立場を利用して私利私欲で世界の天候を狂わせた!」
ユスティシーのその言葉に全てを察した
ブルー。
「ルーホー!」
ルーホーを探すようにバーから駆け出て行った。
「しかし、その風を操作した事が何で大罪になるのか分からね〜」
ビスル達はユスティシーに様々な疑問をぶつけた。
「ルーホー!作戦はあるのか!?」
「うん!竜巻の仕組みは分かってるから!上手くいくかは分からないけど。竜巻と戦った事ないし」
「違ぇねぇ。でもやる価値はあるわな。」
街の酒場に風警察がやってくる。
大宴会で盛り上がる中、
入口近くの席に座っていたブルーに
異色な青と白の服と帽子をしっかり着こなした
3人組が話しかける。
「私達は風警察という者ですが。ウォルスかルーホーという少年をご存知ではないですか?」
その物言いは丁寧ではあるがどこか威圧感も感じる。
その存在にバーの中心で踊っていたビスルが気付き、
ドカドカと歩み寄り
「おい!俺の娘に何の用じゃ!!」
酒の勢いもあり喧嘩腰に絡む。
背丈の高い異様な3人組に街の男達も加勢するかのように
腕を組んで立つビスルの後ろにたつ。
風警察の3人組の両サイドも銃のようなものに手を掛ける。
そんな一触即発の空気を
やめろ!というように手を出し、
風警察の真ん中の男が制止した。
「私達はあなた達と喧嘩をする為に来たのではない。大罪人を捕まえに来たのだ!」
大罪人という言葉にバーは静まりかえり
ざわめき出す。
「あんたらいったい何者でぃ!?」
ビスルが代表して真ん中の男に問いかける。
すると、男は胸ポケットから風を型どった模様が入る手帳を開き自己紹介する。
「私は風警察!大気保安管理部一課長!
ユスティシー!今日は脱獄犯、ウォルスならびに
ルーホーを追ってきた。」
「ルーホー!?」
「脱獄犯だって、、、。」
「なに?ルーホーって悪い奴だったの?」
「風警察って!?やっぱりルーホーの能力って、、、。」
そんなルーホーに対する不快感を示す
街の人達。
ルーホーは街を救ってくれた。
今までのその行動を見てきたビスルは
その状況が許せなかった。
「うるせぇ!!!」
その声にバーは一気に静まりかえる。
「おい!お前!ルーホーが何したって言うんだ!!ふざけた事を言うな!!」
もうすでにそんな事を言う警察すらも気に入らない
ビスルは拳を振りかざし殴りかかろうとする。
しかし、そこはビスルの喧嘩っ早さに慣れた
周りの男達が力ずくで引き止めた。
「ルーホーの事をご存知でしたか。彼は大罪を犯したのです。それは風の操作。私達風の民は空から風の流れを管理しているのです。」
そうしてユスティシーから伝えられる事の顛末。
それを街の人々は静かに聞く。
「彼はある嵐の日、、、一つの風を動かした。」
「嵐の中、反発するように吹かせたその風は
周りの風の流れを狂わせた。」
「さらに彼は身勝手にも街の天気をも変えてしまった。」
それは街の人々にとっては聞き慣れた話。
まるでビスルがいつも語る"神の風の話"を
そのまま説明しているようなものだった。
『俺はある嵐の日に、、、救われたんだ神の風に!』
『その風は嵐の中、導くかのように街までマストの折れた俺たちの船を運んでくれた!』
『着いた港は晴れわわたり、それはまるで俺たちの帰りを祝うような感じだった!!』
「彼は街の風を管理する立場にありながら
その立場を利用して私利私欲で世界の天候を狂わせた!」
ユスティシーのその言葉に全てを察した
ブルー。
「ルーホー!」
ルーホーを探すようにバーから駆け出て行った。
「しかし、その風を操作した事が何で大罪になるのか分からね〜」
ビスル達はユスティシーに様々な疑問をぶつけた。
「ルーホー!作戦はあるのか!?」
「うん!竜巻の仕組みは分かってるから!上手くいくかは分からないけど。竜巻と戦った事ないし」
「違ぇねぇ。でもやる価値はあるわな。」