【BL】猫系先輩と犬系後輩
本物?
向こうは俺に気付いて居ない
俺達が向かおうとしていたカフェの窓際の席に
男といる
男は小さな赤ちゃんを抱いて
その向かいの席に嬉しそうに笑う春先輩
そうか…先輩
その人のこと好きなんですね
幸せになっているんですね
「ひ……ひさ…と?」
「帰ろう。郁也」
「でも、あれ先輩だろ?いいのか?」
「いいんだ……あんな幸せそうな顔見たら邪魔出来ねぇだろ」
ずっと気掛かりだった
先輩は幸せになったのか
どうしているのか
SPは付けていたが一々報告はするなと伝えていた
春先輩のこと聞くと会いたくなるから