【BL】猫系先輩と犬系後輩
黒い雨



永和side



先輩達が家に来てから数日




「あぅ〜」

「可愛いねぇ〜」




兄貴の方が

先輩と春永にべったりだ




「兄貴!!用事もねぇのに会社来んな!!」

「無くても来ていいじゃん。私が社長なんだから」

「来る度に先輩と会社の保育ルームに居る春永を見に行くの辞めろよ」





会社の保育ルームから春永を誘拐して社長室に居座る兄貴

仕事はほぼ俺がしてるから本当に何しに会社来てんだか…






兄貴に呆れていると

社長室の扉がノックされた




「どうぞ」




俺の声で入って来たのは





「先輩?どうしました?」

「あ、えっと…これ…」





遠慮しながら提出してきたのは発情休暇の申請書




「そっか……先輩ヒート近いんですね」

「おー」

「先輩、ヒートの時首噛んでも良いですか?」

「だからお前と番になるつもりは」

「春永どうするんです?」

「家で見る」

「じゃあ俺の家で見ますよ」





俺の子供でもあるんだし






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