【BL】猫系先輩と犬系後輩
思いの欠片
永和side
「永和……」
修吾さんが先輩を連れて出た後に郁也が入って来た
「俺、先輩の首噛んだ」
「え……」
「頭真っ白でさ……このまま先輩が誰かに取られたらって思ったら無意識に噛み付いてた」
先輩すげぇ嫌がってた
そもそも俺と番になることを拒み続けていた
それなのに
「……とりあえず永和も手当しよう。口切ってるぞ」
いつの間に切れたんだろ…
自分でも気づかないくらい噛み締めて唇を切っていた
「………俺、幹人と同じだな。結局先輩のフェロモンに充てられて無理やり噛み付いて」
こんなの幹人とやってること変わらない
最低だ