【BL】猫系先輩と犬系後輩




「はーいストップ」




質問攻めのクラスメイトを割って入ったのは郁也



「そういえば、あの男の人って三保くんのお父さんなんだよね?」

「そうだよ」

「三保くんも何者なの?」



俺から郁也へ標的が変わっただけだ



「俺は何者でもないよ。父さんがちょっと変わった仕事してるだけ」

「何の仕事なの?」

「それは言えない」






え〜、と女子から不満を貰っていたが郁也は笑ってやり過ごしていた


正直助かる


今、俺は余裕無いから

愛想笑いさえ出来ない





先輩が心配だ……












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