【BL】猫系先輩と犬系後輩
教師には修吾さんから話が通されたらしく
俺と郁也はしばらく学校に行けないことになった
「君がオメガの……」
自宅に戻るなり父親は春先輩の元へ
部屋に鍵はかけていなかったから父さんはノックも無しに部屋に入り込む
「勝手に入らないで下さい」
「退きなさい。永和」
制止する俺を押し退け先輩の目の前に立ちはだかる
先輩は突然現れた人物に驚き
春永を抱き抱えたまま動けずに居る
「私は永和の父親だ」
「ひさの……あ、はじめまして」
「挨拶は要らない。これにサインしなさい」
父さんは何かの紙を出した