【BL】猫系先輩と犬系後輩
別に関わらなきゃいい話じゃん
そう思ってんのに
「あ、春。次の移動一緒に行こう」
「春、教科書見せて」
「春〜」
何でこいつは絡んで来るんだ
何考えてやがる
「幹人……あのさ」
「春、相変わらず 可愛いよな」
幹人はそっと俺の耳元に顔を寄せ
「抱きがいがありそう」
そう言った
背筋が一気に凍る
息が出来ない……
「てめぇ、春に近付くな」
「………またあとでね。春」
幹人に絡まれる度に時雨が助けてくれる