【BL】猫系先輩と犬系後輩
覚悟




永和side



俺の腕の中で春先輩は眠った


そのまま保健室に運びベッドに寝かせた



少し痩せた……

あの元カレ……いや、主犯格のせいで先輩がやつれていく





あいつ調べるか……

確かクラスの女子が言ってたな

3年にイルギー財閥の息子が転入して来たって





イルギー……ねぇ



イルギー財閥は世界中にホテルを持ち

殆どのホテルが星付きなほど







そうか、あいつが……





「ひさ………」






寝言で俺の名を呼ぶ先輩


泣きそうな寝顔







「先輩………守るから」






必ず先輩を守る


その為には





「………もしもし。母さん?………あの話受け入れるよ」





少しばかり先輩と離れる









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