【BL】猫系先輩と犬系後輩
先輩の傍に居なくても先輩を守ることは出来る
大丈夫……
「結婚しましょう。その為にお名前をお伺いしても?」
「椿と申します」
「椿さん。これからよろしくお願い致します」
こうして縁談が決まってしまった
「永和、帰りますよ」
「……母さん」
「まだ、反抗期を続けますか?」
「いや……受けるよ。このまま彼女と結婚するよ」
母さんは満足そうに笑った
相手の会社がどういう状況かも知らず
帰宅後兄貴に報告した
「は?……いやいや、聞いてた話と違うだろ。お前は嫌われて相手からフッて貰うって。
それによって会社との契約切られるかもしれないけどって言ってただろ」
「そのつもりだったんだけどなぁ……
相手の女にも事情があってさ」
「だとしても!」
「いいんだよ。俺は先輩さえ守れたら」
兄貴は納得して居なかったがそれ以上は何も言わなかった