【BL】猫系先輩と犬系後輩
「来んな……」
「なぁ、春」
「……ひっ」
幹人は力づくで俺を押し倒し
「逃げんなよ。オメガの癖に」
俺の服に手をかけた
「ひさぁ………ひさっ…」
誰か……
ガンッ!!!!!!!という大きな音の後に現れたのは
「春っ!!!!!!!」
永和じゃなかった
「てめぇ何してんだ!!」
「……チッ邪魔が入りやがった」
「また春に手出しやがって!!」
「未遂だろ。それに……」
切れる時雨をものともせず
余裕の笑みで幹人は俺を見る
「オメガがフェロモンで誘惑して来たんだ。
その本能に従った。それの何が悪い?」
あの目を俺は忘れらない