そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
ある日を境に「お菓子のお兄さん」は私の前から姿を消してしまった――。
さよならも言わずにいきなり。
だから私、結局あのキャラメルがどこでなら手に入れられるのか……分からず終いで。
それで、悟ったの。
美味しいものに出会ったら、その都度それが最後のチャンスだと思って食らいつく!
食らい付いたら離さないっ!
ついでにお代わり出来そうなら遠慮なくしちゃう!
もしまた食べたくなった時、自分でも何とかできるように。
出来るだけしっかり味を覚えるの。
そうして……もう2度と。
美味しいものをくれる人のこと、心の底から慕ったりしない。
誰かに依存したりしない。
失って悲しい思いをするのは、もう懲り懲りだもの。
だから私、頼綱とも雇用契約を通して一緒にいることにしたのよ。
私は労働力を提供して、頼綱はその対価に美味しいものを食べさせてくれる。
それ以上でも、以下でもない。
絶対にその関係を崩したりしない。
さよならも言わずにいきなり。
だから私、結局あのキャラメルがどこでなら手に入れられるのか……分からず終いで。
それで、悟ったの。
美味しいものに出会ったら、その都度それが最後のチャンスだと思って食らいつく!
食らい付いたら離さないっ!
ついでにお代わり出来そうなら遠慮なくしちゃう!
もしまた食べたくなった時、自分でも何とかできるように。
出来るだけしっかり味を覚えるの。
そうして……もう2度と。
美味しいものをくれる人のこと、心の底から慕ったりしない。
誰かに依存したりしない。
失って悲しい思いをするのは、もう懲り懲りだもの。
だから私、頼綱とも雇用契約を通して一緒にいることにしたのよ。
私は労働力を提供して、頼綱はその対価に美味しいものを食べさせてくれる。
それ以上でも、以下でもない。
絶対にその関係を崩したりしない。