そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
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今朝は私、頼綱に教えられた道をおっかなびっくり一歩一歩踏みしめながら大学へ向かったの。
昨日頼綱と歩いた時、一生懸命目印にしていたもの――道端の真っ赤な車とか、窓際に猫がいた家とか、壁の埋め込み型ポストから郵便物がはみ出していたのとか――がことごとくなくなっていて、ヤダァー、迷子になるー!と思いつつ。
頼綱は早々と仕事に出掛けてしまっていて頼れないし、八千代さんは私の大学の場所を知らない。
自力で何とかするしかないの。
あやふやな記憶を頼りに御神本家から一番最初の交差点でどっちに曲がれば!?ってキョロキョロしていたら、突如電柱の陰から現れた人物にギュッ!と腕を掴まれた。
今朝は私、頼綱に教えられた道をおっかなびっくり一歩一歩踏みしめながら大学へ向かったの。
昨日頼綱と歩いた時、一生懸命目印にしていたもの――道端の真っ赤な車とか、窓際に猫がいた家とか、壁の埋め込み型ポストから郵便物がはみ出していたのとか――がことごとくなくなっていて、ヤダァー、迷子になるー!と思いつつ。
頼綱は早々と仕事に出掛けてしまっていて頼れないし、八千代さんは私の大学の場所を知らない。
自力で何とかするしかないの。
あやふやな記憶を頼りに御神本家から一番最初の交差点でどっちに曲がれば!?ってキョロキョロしていたら、突如電柱の陰から現れた人物にギュッ!と腕を掴まれた。