そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
「今日は俺、おばさんにお伝えしたいことがあってきました」
「えっ?」
そこでグイッと寛道に抱き寄せられて。
「俺、さっき花々里にプロポーズしました」
とか。
「まぁっ!」
と驚くお母さんの声に被せるように、
「え!? アレそうだったのっ!?」
と瞳を見開いたら、
「花々里、恋愛関係には本当うといんで、俺のことはまだ〝かぼちゃ〟程度にしか好きじゃないらしいんですけど……。嫌われてるわけじゃなさそうなんで、諦めるつもりはありません」
そう言って、寛道が私を抱く腕にギュッと力を込めた。
「ちょっ、寛道っ、お母さんの前っ」
じゃなきゃいいってわけでもないんだけど、とりあえず親の前でこんなっ。
でも寛道は私の抗議の声なんて全無視で、言いたいことをどんどん言ってしまう。
「なので――。御神本さんと花々里の婚姻届の同意書の欄、俺とあの人との決着がつくまで埋めないでいて欲しいんです」
お願いします、とビシッと頭を下げる寛道に背中を押されて、何故か私までお母さんにお願いするみたいにお辞儀させられてしまった。
お母さんはさすがにびっくりしたみたいで、しばらく何も言わずに私たちを見比べていたのだけれど。
ややしてポツン、と。
「まぁ、どうしましょ! 花々里ちゃんってばモテモテねっ♥」
って。
その反応はどうなの?って思います!
で、結局……同意書の欄については「わかったわ」らしい。
「えっ?」
そこでグイッと寛道に抱き寄せられて。
「俺、さっき花々里にプロポーズしました」
とか。
「まぁっ!」
と驚くお母さんの声に被せるように、
「え!? アレそうだったのっ!?」
と瞳を見開いたら、
「花々里、恋愛関係には本当うといんで、俺のことはまだ〝かぼちゃ〟程度にしか好きじゃないらしいんですけど……。嫌われてるわけじゃなさそうなんで、諦めるつもりはありません」
そう言って、寛道が私を抱く腕にギュッと力を込めた。
「ちょっ、寛道っ、お母さんの前っ」
じゃなきゃいいってわけでもないんだけど、とりあえず親の前でこんなっ。
でも寛道は私の抗議の声なんて全無視で、言いたいことをどんどん言ってしまう。
「なので――。御神本さんと花々里の婚姻届の同意書の欄、俺とあの人との決着がつくまで埋めないでいて欲しいんです」
お願いします、とビシッと頭を下げる寛道に背中を押されて、何故か私までお母さんにお願いするみたいにお辞儀させられてしまった。
お母さんはさすがにびっくりしたみたいで、しばらく何も言わずに私たちを見比べていたのだけれど。
ややしてポツン、と。
「まぁ、どうしましょ! 花々里ちゃんってばモテモテねっ♥」
って。
その反応はどうなの?って思います!
で、結局……同意書の欄については「わかったわ」らしい。