そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
【side:Yoritsuna Mikimoto】
鳥飼の携帯から花々里を名乗るメッセージが届いたとき、俺は何かの間違いだろうか?と思ったんだ。
でも、半信半疑でロビーに出向いてみたら、メッセージの内容そのままにあの子がそこにいて。
本当は大学はどうしたんだい?とか、何故鳥飼と?とか……言いたいことは山ほどあったんだ。
けれど花々里の顔を見た途端、全てがどうでもいいことのように吹き飛んでしまった。
そのぐらい、花々里がわざわざ俺に会いに来てくれたこと、また何時間も待ち続けてくれていたことがグッと心に響いて。
一切合切を不問にふして、俺は思わず「昼は食べたかい?」と問い掛けていた。
俺にとっては昼食の時間が14時を過ぎたりなんてことはざらだけれど、食いしん坊な花々里をそれに付き合わせてしまったかもと思ったら、にわかに不安になったんだ。
だけど幸いあの子の優秀なお腹の虫は宿主にそんな我慢をさせなかったらしい。
でも、半信半疑でロビーに出向いてみたら、メッセージの内容そのままにあの子がそこにいて。
本当は大学はどうしたんだい?とか、何故鳥飼と?とか……言いたいことは山ほどあったんだ。
けれど花々里の顔を見た途端、全てがどうでもいいことのように吹き飛んでしまった。
そのぐらい、花々里がわざわざ俺に会いに来てくれたこと、また何時間も待ち続けてくれていたことがグッと心に響いて。
一切合切を不問にふして、俺は思わず「昼は食べたかい?」と問い掛けていた。
俺にとっては昼食の時間が14時を過ぎたりなんてことはざらだけれど、食いしん坊な花々里をそれに付き合わせてしまったかもと思ったら、にわかに不安になったんだ。
だけど幸いあの子の優秀なお腹の虫は宿主にそんな我慢をさせなかったらしい。