そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
「な、んっ……!?」
で口移しっ!?
御神本さんが唇で軽く挟んだ飴玉を、キスの要領で私の唇に押し当ててきた。
私が顔を背けられないようにしっかりと両手で頬を挟み込んでるの、用意周到すぎてっ。
そんなこんなに思わず抗議の声をあげようと口を開いたら、チャンスとばかりに桃味の飴玉が口の中に押し込まれた。
そうしてそのまま飴を押し進めつつ彼の舌も一緒に侵入してきて……。
私の舌の上で飴玉を転がすように蠢くのっ!
「あ、っはぁ、……んっ」
執拗に擦り合わされるベロの動きに、口の端からトロリと甘い桃の香りの唾液が伝い落ちる。
やだ、ベトベトになっちゃうっ。
とか咄嗟に思いながら御神本さんの両腕をギュッと掴んだ。
と、ようやくそれで唇が解放されて。
っていうかここ、コンビニの駐車場!
店内からの明かりでめちゃくちゃ車内も明るいのにっ。
何考えてるの、この人!
そう思って口をパクパクさせながら固まっていたら。
「花々里は桃かレモンの香りのキスがご所望だったよね? これでさっきのうなぎが上書きできて、機嫌も直してくれるだろう?」
とか。
嘘っ。
私が言ったこと、そんなに気にしてらしたんですかっ!?
っていうかその解釈の仕方、すごくズレてると思うの!
私、うなぎ味のキスを桃味の飴玉で甘く上書きして欲しいだなんて、一言も言ってないっ!
で口移しっ!?
御神本さんが唇で軽く挟んだ飴玉を、キスの要領で私の唇に押し当ててきた。
私が顔を背けられないようにしっかりと両手で頬を挟み込んでるの、用意周到すぎてっ。
そんなこんなに思わず抗議の声をあげようと口を開いたら、チャンスとばかりに桃味の飴玉が口の中に押し込まれた。
そうしてそのまま飴を押し進めつつ彼の舌も一緒に侵入してきて……。
私の舌の上で飴玉を転がすように蠢くのっ!
「あ、っはぁ、……んっ」
執拗に擦り合わされるベロの動きに、口の端からトロリと甘い桃の香りの唾液が伝い落ちる。
やだ、ベトベトになっちゃうっ。
とか咄嗟に思いながら御神本さんの両腕をギュッと掴んだ。
と、ようやくそれで唇が解放されて。
っていうかここ、コンビニの駐車場!
店内からの明かりでめちゃくちゃ車内も明るいのにっ。
何考えてるの、この人!
そう思って口をパクパクさせながら固まっていたら。
「花々里は桃かレモンの香りのキスがご所望だったよね? これでさっきのうなぎが上書きできて、機嫌も直してくれるだろう?」
とか。
嘘っ。
私が言ったこと、そんなに気にしてらしたんですかっ!?
っていうかその解釈の仕方、すごくズレてると思うの!
私、うなぎ味のキスを桃味の飴玉で甘く上書きして欲しいだなんて、一言も言ってないっ!