そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
頼綱はベッドに転がった時に投げ出されたままになっていた私のスマートフォンを手に取ると、私に画面を見せるようにして――。
頼綱に抱かれた私に向けられた画面は、当然頼綱からもよく見える角度だと思う。
ピロロロピロロロ……。
と、私のスマートフォンの画面がパッと明るくなるや否や着信音が鳴り響いて、それが頼綱からの着信だと知った私は、瞳を見開いた。
ああ、まずいです、これ!
非常にまずいです!
お願い、頼綱。今、私の携帯の画面、見ないでっ。
思ったけれどそんな願い、聞き届けられるわけないの。
「ねぇ、花々里。〝給食当番〟って何だろうね? 僕は確かキミの携帯には自分の番号、〝御神本頼綱〟で登録したと思うんだけど」
あーん、この感じっ。
絶対今気付いたんじゃありませんよね!?
そこで私、頼綱がdoconoショップで私のスマートフォンを操作していて微妙な表情をしたことを思い出した。
あの時だ!
あの時にはもう気付かれてたんだっ。
なのに今まで言わずにいてこのタイミングで……。
しかも私をぐるぐる巻きにして逃げられないようにしておいてから責めてくるとか……。
絶対計画的犯行ですよねっ!?
これ、絶対に逃げられないやつ!
「わーん、ごめんなさいっ! ほんの出来心なんですぅ〜っ!」
今、もしも手足が自由だったなら、私はスタコラサッサとこの場を後にしていたと思います。
逃げられないのが、めちゃくちゃ怖いですっ。
頼綱に抱かれた私に向けられた画面は、当然頼綱からもよく見える角度だと思う。
ピロロロピロロロ……。
と、私のスマートフォンの画面がパッと明るくなるや否や着信音が鳴り響いて、それが頼綱からの着信だと知った私は、瞳を見開いた。
ああ、まずいです、これ!
非常にまずいです!
お願い、頼綱。今、私の携帯の画面、見ないでっ。
思ったけれどそんな願い、聞き届けられるわけないの。
「ねぇ、花々里。〝給食当番〟って何だろうね? 僕は確かキミの携帯には自分の番号、〝御神本頼綱〟で登録したと思うんだけど」
あーん、この感じっ。
絶対今気付いたんじゃありませんよね!?
そこで私、頼綱がdoconoショップで私のスマートフォンを操作していて微妙な表情をしたことを思い出した。
あの時だ!
あの時にはもう気付かれてたんだっ。
なのに今まで言わずにいてこのタイミングで……。
しかも私をぐるぐる巻きにして逃げられないようにしておいてから責めてくるとか……。
絶対計画的犯行ですよねっ!?
これ、絶対に逃げられないやつ!
「わーん、ごめんなさいっ! ほんの出来心なんですぅ〜っ!」
今、もしも手足が自由だったなら、私はスタコラサッサとこの場を後にしていたと思います。
逃げられないのが、めちゃくちゃ怖いですっ。