そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
「そんなはしたないこと、お母さんにさせられないだけだもんっ」
頑張って言い募る私を見て、頼綱が小さくククッと笑って。
私はそれを聞き逃さなかった。
キッ!と頼綱を睨みつけたら、「また買って来てもらうからね」って頭をふんわり撫でられて、その手には乗らないんだから!と思いながらも「いつ?」と聞いてしまう。
その言葉にお母さんと頼綱がふたりして顔を見合わせて大笑いするの。
もぉ!
このふたり、一緒にしたらいけない気がする!
四面楚歌な気分で「むぅー」と唇をとんがらせていたら、お母さんが
「お皿とナイフ、そこの棚に入ってるわ。みんなで食べましょう」
って言ってくれて、一気に気持ちが浮上した。
そうとなれば善は急げ!
私はお母さんから箱を受け取ると、指定された吊り戸棚からお皿とナイフを取り出した。
頼綱が1階のカフェでコーヒーを買ってきてくれると言うから「ミルクたっぷりのラテがいい!」とお願いして、ケーキと向かい合う。
頑張って言い募る私を見て、頼綱が小さくククッと笑って。
私はそれを聞き逃さなかった。
キッ!と頼綱を睨みつけたら、「また買って来てもらうからね」って頭をふんわり撫でられて、その手には乗らないんだから!と思いながらも「いつ?」と聞いてしまう。
その言葉にお母さんと頼綱がふたりして顔を見合わせて大笑いするの。
もぉ!
このふたり、一緒にしたらいけない気がする!
四面楚歌な気分で「むぅー」と唇をとんがらせていたら、お母さんが
「お皿とナイフ、そこの棚に入ってるわ。みんなで食べましょう」
って言ってくれて、一気に気持ちが浮上した。
そうとなれば善は急げ!
私はお母さんから箱を受け取ると、指定された吊り戸棚からお皿とナイフを取り出した。
頼綱が1階のカフェでコーヒーを買ってきてくれると言うから「ミルクたっぷりのラテがいい!」とお願いして、ケーキと向かい合う。