そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
***
当初の構想通り、婚姻届は証人欄を頼綱のお父様と、八千代さんに埋めていただくようにして。
うちのお母さんにはその他の欄に同意書を書いてもらうという形ですんなり話がまとまった。
お見舞いに出向くなり、頼綱が城山ロールで先制パンチ?を食らわせたのが良かったのかな?
始終ニコニコのお母さんは、婚姻届を取り出した私たちを見比べて、「あらあらあらぁ〜。そう言う形でおさまったのね。花々里ちゃん、頼綱くん、本当におめでとう!」って言ったあと、「ところで寛道くんとはちゃんとお話ついてるの?」と聞いてきた。
いつぞやに寛道がお母さんにお願いした、「サインしないで」云々をしっかり記憶していたみたい。
食べ物を前にしても、そこはちゃんとしているお母さんのことを尊敬しつつ、やっぱりお母さんのこと、大好きだなって思って。
「寛道にはちゃんと話したから大丈夫だよ」
って言った。
寛道は最後の最後まで諦めないとか言ってた気もするけれど、私が人妻になってしまえば、いくら何でもそんなことは言っていられなくなると思う。
私が頼綱と早々に身を固めることは、寛道のためにもなるんじゃないかな。
そう話たら、お母さんは少し考える素振りをして、「寛道くんにも早く素敵な彼女が出来るといいわね」って切なそうな顔をした。
当初の構想通り、婚姻届は証人欄を頼綱のお父様と、八千代さんに埋めていただくようにして。
うちのお母さんにはその他の欄に同意書を書いてもらうという形ですんなり話がまとまった。
お見舞いに出向くなり、頼綱が城山ロールで先制パンチ?を食らわせたのが良かったのかな?
始終ニコニコのお母さんは、婚姻届を取り出した私たちを見比べて、「あらあらあらぁ〜。そう言う形でおさまったのね。花々里ちゃん、頼綱くん、本当におめでとう!」って言ったあと、「ところで寛道くんとはちゃんとお話ついてるの?」と聞いてきた。
いつぞやに寛道がお母さんにお願いした、「サインしないで」云々をしっかり記憶していたみたい。
食べ物を前にしても、そこはちゃんとしているお母さんのことを尊敬しつつ、やっぱりお母さんのこと、大好きだなって思って。
「寛道にはちゃんと話したから大丈夫だよ」
って言った。
寛道は最後の最後まで諦めないとか言ってた気もするけれど、私が人妻になってしまえば、いくら何でもそんなことは言っていられなくなると思う。
私が頼綱と早々に身を固めることは、寛道のためにもなるんじゃないかな。
そう話たら、お母さんは少し考える素振りをして、「寛道くんにも早く素敵な彼女が出来るといいわね」って切なそうな顔をした。