そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
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頼綱のことが好きなのだと告げた直後、私のことを諦めないと言っていた寛道に、私は追い討ちをかけるみたいに頼綱と正式に婚約したこと、入籍も近いうちにする予定なことを告げて。
あやふやなままでいるよりは、と思ってのことだったのだけれど、正直かなり緊張したの。
だけどその話をした時、寛道はそんなに取り乱さなくて。私、内心「おや?」と思った。
もう少し何か言われるかも?って思っていただけに拍子抜けはしたものの、食い下がられるのは辛いなって思っていたから、密かにホッとしたのも事実。
良くは分からないけれど、寛道は寛道なりに色々考えて、私のこと、吹っ切ってくれたのかな?
そうして、当たり前だけどそれ以来、寛道が登下校時に私を待っていてくれることもなくなった。
頼綱のことが好きなのだと告げた直後、私のことを諦めないと言っていた寛道に、私は追い討ちをかけるみたいに頼綱と正式に婚約したこと、入籍も近いうちにする予定なことを告げて。
あやふやなままでいるよりは、と思ってのことだったのだけれど、正直かなり緊張したの。
だけどその話をした時、寛道はそんなに取り乱さなくて。私、内心「おや?」と思った。
もう少し何か言われるかも?って思っていただけに拍子抜けはしたものの、食い下がられるのは辛いなって思っていたから、密かにホッとしたのも事実。
良くは分からないけれど、寛道は寛道なりに色々考えて、私のこと、吹っ切ってくれたのかな?
そうして、当たり前だけどそれ以来、寛道が登下校時に私を待っていてくれることもなくなった。