そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
***
「続き、頼めるかな?」
言われて死骸……もとい海綿を差し出されて、思わず触れるのを躊躇う。
その様を見た頼綱が、何を思ったのか私の手首をギュッと握ってきて。
「俺が変な説明をしたから要らぬ嫌悪感を抱かせてしまったね。お詫びにこれが、実際はどんなに使い心地がいいのか、僕が直々に花々里に分からせてやろう」
お詫びというのは、普通私にとって利益になることなんじゃないでしょうか?
少なくとも分からせてやるみたいに上から目線で押し付けられるものではないと思うの。
せ、せめて「教えてあげよう」とかならまだしも、一人称も「俺」じゃなくて「僕」に変わってるし、なんだか身にまとう雰囲気まで変わっていてすごく怖いです!
「け、結構ですっ」
ソワソワして一生懸命掴まれた手を引いて見たけれど、濡れてるのに抜けないとか!
「続き、頼めるかな?」
言われて死骸……もとい海綿を差し出されて、思わず触れるのを躊躇う。
その様を見た頼綱が、何を思ったのか私の手首をギュッと握ってきて。
「俺が変な説明をしたから要らぬ嫌悪感を抱かせてしまったね。お詫びにこれが、実際はどんなに使い心地がいいのか、僕が直々に花々里に分からせてやろう」
お詫びというのは、普通私にとって利益になることなんじゃないでしょうか?
少なくとも分からせてやるみたいに上から目線で押し付けられるものではないと思うの。
せ、せめて「教えてあげよう」とかならまだしも、一人称も「俺」じゃなくて「僕」に変わってるし、なんだか身にまとう雰囲気まで変わっていてすごく怖いです!
「け、結構ですっ」
ソワソワして一生懸命掴まれた手を引いて見たけれど、濡れてるのに抜けないとか!