天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~
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【天界】
本当だった。
白蘭は記憶水晶の間ですべての真実を知り床に座り込んだ。
隣にいた氷輪が原石から白蘭の羽を取りだした。
白蘭の羽は玲心によって長年閉じ込められ杭を打たれた。羽は全てを記憶し知っていたのだ。
私の羽は紅蓮に切り取られたと思っていた。でも違った…。そして月影は玲心と血の盟約まで結んだ。月影はすべて知っていたのだ。知っていて黙っていた。
「白蘭…これでわかったな」
「紅蓮は何も悪くなかった…。なのに、私は…。」
紅蓮を殺した。
白蘭はすぐに立ち上がった。
紅蓮が死ぬまであと三日しか残っていない。
「私、行かなくちゃ…。」
「ああ…」
記憶水晶の間を出ると衛兵に止められた。
【天界】
本当だった。
白蘭は記憶水晶の間ですべての真実を知り床に座り込んだ。
隣にいた氷輪が原石から白蘭の羽を取りだした。
白蘭の羽は玲心によって長年閉じ込められ杭を打たれた。羽は全てを記憶し知っていたのだ。
私の羽は紅蓮に切り取られたと思っていた。でも違った…。そして月影は玲心と血の盟約まで結んだ。月影はすべて知っていたのだ。知っていて黙っていた。
「白蘭…これでわかったな」
「紅蓮は何も悪くなかった…。なのに、私は…。」
紅蓮を殺した。
白蘭はすぐに立ち上がった。
紅蓮が死ぬまであと三日しか残っていない。
「私、行かなくちゃ…。」
「ああ…」
記憶水晶の間を出ると衛兵に止められた。