同期ドクターの不埒な純愛ラプソディ。
自分から言ってきたクセに照れているのか、視線を落とすと同時に目を閉じてしまっている。心なしか頬まで赤らめているように見えるし。
ーーか、可愛い。
私はたちどころに胸をキュンキュンとときめかせて身悶えてしまう。
するとその短い時間も待てなかったようで、ムッと拗ねたように唇を尖らせた窪塚が焦れたように急かしてくる。
「こら、焦らすな」
そんな声でさえも愛おしくてどうしようもない。
相変わらず拗ねたように唇を尖らせたままの窪塚の腕から抜けて僅かに距離をとる。
そうして頬にそうっと両掌を添えてチュッと優しく口づけた。
何度も啄みあい何度も深い口づけを交わしあった結果、唇が腫れぼったくなっている気がする。
そんなことを気にしている間もなく、キスだけで蕩けてしまった足の裂け目に指をつぷりと穿たれた。
同時に濡れた音が鼓膜を震わせ、羞恥を煽ってくる。
「あっ……やぁ……んんぅ」
カアッと全身を紅潮させた私の半開きになった唇からは、悩ましくも甘ったるい吐息と嬌声とが零れ落ちていく。
続けざまに奥を引っ掻くようにして速い動きで攪拌されれば、そこから生じる痺れるような刺激が快感となって全身へと駆け巡る。
緩やかにけれど確実に攻め立ててくる巧みな手技に、身悶え腰をくねらせる。
窪塚の腕に縋るように捕まっていることで堪えしのぐことしかできないでいた。
「鈴はここが好きだよな」
そんな意地悪な声が耳元で落とされた時には、何もかもを知り尽くした窪塚の指によりお腹の裏側の弱いポイントを強く穿たれ。
「……ひぃ、やあぁん!」
軽く達してしまったナカが収縮し、窪塚の指を体内に取り込むように食い締める。
それをやっぱり意地の悪い言葉で問われても、もう恥ずかしいとか言えるような余裕などなかった。
「すっげー食いつき。そんなによかったのか?」
久しぶりに窪塚から与えられる愉悦に支配された私の身体は、もう指だけじゃ満足できないようだ。
速く窪塚自身で満たして欲しい。そう本能が訴えかけてくる。
「はぁ、はぁ、気持ち……いい。けど、圭がいい。速くぅ……お願いッ」
本能に突き動かされてしまっている私は本能のままに声を絞り出していた。