私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「そんなとこ、触られてない! 修じゃないんだからっ……」
「そうだ。俺以外にこんなことさせられないだろ」
修はそう言うと、そのまま太ももに口づける。
「ひゃんっ! こ、こんなの、修にも無理だよ! や、やっぱり、へ、変だよっ……こんなのっ、んんっ!」
太ももに口づけられるたびに胸が苦しくなって、唇をいつの間にか噛み締めていた。
「唇噛むな。血がにじんでる」
修はそう言ってやっとそれをやめてくれると、私の顔を正面から捉えて、唇にそっと指を這わせる。
それから、自嘲気味に笑って、口を開いた。
「俺はあの時も、今でも……ずっと。この唇に口づけて、この肌に触れて、それからその瞳に自分しか映らないように、くるみを毎日食いつくしたいって思ってんだよ」
その言葉に背中からゾクリと冷える。
右手首が掴まれて、勝手に身体は震えた。
「や……!」