私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
しかし、修の隣の男性は、
「そうなの? きみ、大学生だよね。うちの医学部?」
と私の顔を覗き込む。
「……あ、いえ、私は理学部で……」
「そうなの? 理学部にこんな子いるんだ」
そう言って顔をじっと見られる。「本当に彼女じゃないの?」
―――本当は彼女です。
そう答えようとしたところで、
「彼女じゃない」
また修がきっぱり突き放すように答えた。