私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 修が帰ってきたのは、次の日の朝だったけど、私はそのまま着替えもせず起きていた。
 そして帰ってきた修を慌てて出迎える。

「修、おかえり」

 修は私を見ると、「寝てなかったのか?」と眉を寄せる。
 怒ったような表情に私はたじろいだ。

 すると修は続ける。「あのさ……勝手に病院の方に顔出すな。食事もあっちで食べられるから」

「でも……少しでも一緒にいたいし」
「だめだ」

 きっぱりと切り捨てるように、修の声が冷たい。
 私はなんだか泣きたくなって、唇をかむ。
< 124 / 388 >

この作品をシェア

pagetop