私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「私、修と離れたくない。修は私の事、ちゃんと好きだよね?」
修は私の髪を優しく撫でると、ごめん、と呟いた。
(なんで好きって言ってくれないの……?)
これまで『好き』って言われなくても、修が私のことを好きな自信があった。
―――でも、それって実は、私が自分に都合よく解釈していただけなのかな……。
修は私のこと、本当は……。
そんなことを考え出すと、私は修の謝罪の言葉が何に対してのものか、怖くて聞けなくなった。