黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
「拒否するなら婚姻届け、今すぐ提出するぞ」
その鶴の一声にびくりと体が跳ねる。
「そ、それだけはだめっ!」
(そんなことになったら確実に死亡案件だ!)
私が思わず首をぶんぶんと横に振ると、修はニコリと微笑む。
「じゃ、帰るぞ。案内しろ」
そう言って、修は連行するように私の手を掴んで歩き出した。
もう絶対に会いたくなかったし、会う気もなかったのに……。
―――なんでこうなるのよぉぉおおおお!