私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
 よく考えてみたら、あの日まで、私は本当に修のこと、『男の人』として見てたんだろうか? あの『好き』は本当に恋愛感情の『好き』だった……?

 私がそう思ったとき、

「何してる」
「ひっ!」

 後ろから低い声が聞こえて、思わずその写真をカバンの奥に押し込んだ。声をかけてきたのは、もちろん修だ。

 私は固まって、それからなんとかギギギと顔を修の方に向けた。
 そんな私を見て、修は悪い顔で笑うと口を開く。

「婚姻届ならここにはない」

(婚姻届さがしてたの、しっかりバレてますね……!)

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