私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 そう言った瞬間、そのまま靴を脱がされ、ひざの裏に腕を差し込まれる。
 なに? と疑問に感じる間もなく、そのまま抱き上げられた。いわゆるお姫様抱っこってやつだ。

 驚いた私はバタバタと暴れる。
 しかし、修はまったくそんなこと気にしないように歩き始めた。

「お、おろしてぇっ!」
「今、理性が切れた。シルシだけのつもりだったのに、ゴメン」

 謝罪するつもりがあるのかないのか、修はあっさりとそんなことを言う。

「はぁっ⁉」

 修は勝手に寝室まで行くと、そのままベッドに私を横たえた。

「ちょっ……な、なに……⁉ なにするのっ……!」

(寝室って……寝室って……!)

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