私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
これまで修の部屋には入ったことなくて……初めてのことばかりでさらに混乱する。
修がそのまま私に馬乗りになって、強引に顎を持つと唇を奪った。
「んんっ!」
いつものような、触れるだけのキスじゃない。
口内にグニャリという感触がして、それが修の舌であることが分かった。
初めての感触に混乱していると、何度も何度も舌を絡められ、苦しくなって、修の背中を叩く。飲みこめなくなった唾液が頬を伝ってもやめてくれない。泣いてもやめてくれない。
(何このキス。こんなの知らない……)
一瞬唇が離れた隙、私は慌てて修を両手で押した。
「修! な、なんなのっ……なに、変なこと、しないでっ!」
しかし、修を押した私の両手を修は掴むと、そのままベッドに両手を縫い付ける。
目の前の修の表情に、身体がゾクリと震えた。