私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 修は楽しそうに笑うと、少しシーツから出ている私の頭をポンポンと叩く。

「今度はくるみが覚悟できるまで我慢するよ」

 一生我慢しろ、と思ったところで、抱きしめる力が強くなった。

「勝手に抱きしめないでっ」
「うん」

 そう返事したくせに、抱きしめるのをやめてくれない。
 いやだ、もう抱きしめないでほしい。

「今、俺は恥ずかしいくらい必死なんだ。わからないか?」
「わかんない。わかりたくもないっ」

 私が言うと、修は苦笑する。

「強情だなぁ」
「修こそ、性格変わってない?」

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