私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
(それはどういう意味?)

 そう思ったところで、ベッドサイドのテーブルで修のスマホが鳴った。
 修はそれに出ると、一言二言交わし、

「病院行ってくる」

と言ってベッドから抜け出る。

 窓から差し込み始めた朝日に照らされた修の上半身がばっちり目に入ってしまって、私は慌てて目線を反らせた。

 しかし、修は私の顔を自分の方に向けると、軽く唇にキスをする。
 昔のようなキスで……少し物足りないキスだ。
< 191 / 388 >

この作品をシェア

pagetop