私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「目がトロンとして、かわいいな。このキスにも慣れたか?」
「ま、ぁっ! 待って……!」
「昨日みたいに自分から舌、絡めろ」

 修はそう言うと、もう一度貪るようなキスをする。誘導されるように舌を絡ませると、また長いキスをされ、私はいつの間にか修の背中に腕を回していた。


 やっと唇が離れ、修が微笑む。

「うまくなったな」

 そんなこと褒められてもうれしくない。
 そう思ったところで、軽いキスをされる。

「んっ……」
「この普通のキスと、さっきのキス、どっちが好きだ?」

 そう聞かれて、私はまた顔が熱くなる。
 どっちも嫌だ。そう口から吐き出したのに、とっさに、舌を絡ませるキスの方だと頭の中で誰かが言う。思わず首を横に振った。

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