私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
目が覚めるとソファの上で、身体にブランケットがかけられていたことに気づく。
(また意識とんじゃったんだ……)
修に触れられると、おかしくなる。ぐるぐると違うところへ連れていかれる。
何度も修の舌や指の感覚を覚えさせられているうちに、ふっと意識が途切れるのだ。
私がむくりと身体を起こすと、室内にいい匂いが充満していることに気づいた。
「いい匂い」
「うまいぞ。食えるか?」
そう言いながら、修がキッチンで料理していて声をかけてくる。
「自分で言う?」
私は苦笑しながら、たべる、と頷いた。