私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
修は笑いすぎて出た涙をぬぐうと、
「冗談だって。こっちだよ、こっち」
とすこし長細い箱を私に渡す。
「な、なによ」
そう言われても、この形。
そして、布地張りの箱の材質……。
もらったことはないが、開ける前からわかってしまう。
(きっとネックレスだ)
少しほっとして、でも、もらっていいのだろうかと戸惑っていると、
「開けみて?」
と修が促す。
私は促されるままに箱を開けた。