私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「んんっ⁉」
朝、起きてすぐに息苦しくて、目を白黒させる。
その原因は、簡単で……修が朝から濃厚なキスをかましてきていたのだ。
「んんんんんーーーーーーーー!」
身体をバタつかせても、顔を固定されてキスはやめてくれない。
苦しくなって涙が流れた時、やっとその唇が離れた。
「おはよ」
修は当たり前のように笑顔で言う。
私は飛び起きて、ぜぇぜぇと肩で息をした。
「朝からやめてぇっ!」
「朝じゃなきゃいいなら夜にするぞ」
「そうやってすぐに言葉尻をとらえないで! っていうかなんで上半身裸っ!」
「今帰ってきてシャワー浴びたから」
「それでもシャツくらい着て!」
昨夜、修はあれからまた呼び出されて病院に行っていた。
本当に今、帰ってきたところなのだと思うが……本当にやめてほしい。
修はそのままの状態で私の頬を撫でる。上半身裸の胸板が目に痛いので、即刻辞めていただきたい。でも、やめてくれないので、私は諦めて修を見ないように目を瞑ったら、何を勘違いしたのかそのまままたキスされた。