私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「ネックレ……す?」
 それは、ネックレスだった。
 ネックレスだけど、ついているものが……。

(ダイヤの、指輪?)


「なに、これ……」

 私が低い声で聞くと、修は、

「婚約指輪。でも、仕事ではつけられないだろうから、チェーン通しといた。これでいつでもつけられるだろ?」
「つけるか! っていうかいらない!」

 私が叫ぶと、修は心底不思議そうに

「なんで?」
と首を傾げた。
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