私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
自分の手が震えるのを感じる。修はそれに気づいたのか、優しく私の手を包んだ。
私は眉を寄せ、意を決して口を開く。
「しゅ、修は、もう、他の女性と何も関係ないの?」
「……他って?」
「他の、こう……身体だけの、関係が持てる女性たち。日本出る時にみんなふったの? 私みたいに……」
私が言い終わると、修は心底不思議そうに首を傾げる。
「……そんな人、いないけど」
「ん?」
(……えーっと……どういうこと? しらばっくれてる……?)