私、今度こそあなたに食べられません！ ～戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活～

「は？　なんで？　それ、こっちのセリフ！　私は……誰とも結婚する気も付き合う気もないの！　だから今まで彼氏も作らないで来たの！　修が、男の現実を教えてくれたんでしょうが！」
「まぁ、そうともいうね」

　修は悪気もなさそうに笑う。

「私はあの時悟ったの。生身の男なんていらない。恋愛のハッピーエンドの、その先は必要ない」
「ふうん」

　修はそう言うと、顎に手を当て、「じゃ、俺がくるみをもう一度落とせば問題ないってことか」と微笑む。

「ほんとに何言ってんの？　そもそもの原因は修であって……」
「だから俺がちゃんとその責任取るよ」
「責任って」

「くるみがそれでももう一度俺に抱かれたいって思ったら、いいんだろ？」

「思うわけあるかぁあああああ！」