私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「私は……正直に言うと、修のことやっぱりまだ好きだと思う」

 私が言うと、修はほっと息を吐いた。

「……よかった」
「でも……踏ん切りがつかない。あの時のこと、まだ自分の中でこなせてないし、正直、ああいうことするのもまだ意味わかんないし、怖いし……恥ずかしいし」

 そして続ける。「だから結婚って言われると……」

 きっぱりと断ろうとしたその時、

「それは付き合うのはOKってこと?」と修が言い出した。

「……いや、誰もそうとは言ってないんだけど」
「そういうことだろ?」

 『そういうこと』なのか……?
 私がぼんやりしていると、修は微笑んで私の頬を撫でる。

 そんなことされれば、身体中がぞわぞわと粟立つ。

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