私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

―――次の日は日曜だった。

 でも、起きたら修は呼び出されたみたいでいなくて……朝に修がいないことにほっとしながら、なんだか心にぽっかり穴が開いたみたいだとも思った。

 家の中に、修の気配がある気がする……。

「勝手に気配だけ残さないでよ、幽霊かっ!」

 思わず突っ込みながら、はっとして顔を叩く。

「そうだ、今のうちに掃除・洗濯・買い物しなきゃ! アデニンの小屋の掃除も!」

 別に気を紛らわせようとしているのではなく、本当にしなければならないことだ。念のためにもう一度言うが、本当だ。
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