私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 私はご飯を食べて帰ることを修にメールを入れて、芦屋先生おすすめの、駅前に新しくできたダイニングバーに行く。

 さすが芦屋先生はおしゃれなところを知ってるなぁ、と感心していると、先に頼んだワインがきて、私たちはグラスを合わせた。

 それから少し雑談をしてから本題に入る。

「相談と、聞きたいことがあって」
「そうだと思った」

 芦屋先生はにこりと笑った。

 私はほっと息を吐いて、話しを始めた。
 聞いてみたかったことから……。


「そ、その、芦屋先生は、須藤先生の奥様も知っていると言ってたから」
「あげはちゃんね。もちろん、よく知ってるわよ」
「……須藤先生の家庭ってどんな感じなんですか?」
「え? なんでそんなこと聞くの」
「ちょっと気になって」

―――俺も、くるみとそういう家庭を作りたいと思ってる。

 修があんなこと言うからだ。
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