私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「あんなこと二度としたくないって、思ってた」
「思って、た?」
「へ?」

 芦屋先生に訊かれて、私は首を傾げる。

(変なこと言っただろうか……)

 そう思っていると、芦屋先生は微笑んで、

「きっとね、自然に『したい』って思うわ」
「そんなことっ……」
「もう、『ない』って言いきれないんでしょ」

 先生のその言葉にどきりとして目線をそらせた。
 それから、私は慌てて自分の顔を横に振る。

「た、ただ、よっぱらってるんです! 変なこと聞いてごめんなさい! もう忘れてください!」

 顔が熱い。酔ってるからだ!
 他に意味はない。別に私はっ……!

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