私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 家に入ると、修はまだ帰ってきてなかった。
 コートを脱いで手を洗い、エアコンをつける。

 そして少ししてソファに座ると、

「興味の出たことってなんだ……」

 そう呟いて、スマホを手に取った。

 数秒のち、私はスマホのインターネットの検索窓に、思いついた文字を入力する。
 怪しそうなサイトが並ぶその中の、どこかで聞いた書籍サイトをクリックする。

(漫画の試し読み……)

「……ふぁっ!」

 開いて、すぐ閉じた。
 でも、結局また開いた。そしてまじまじと画面を見つめる。

「みんな本当にこんなことしてたの……。嘘でしょっ⁉」

 酔っているせいか、また頭がくらりとする。
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