私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「ふぅん」
「なによっ!」
叫んで修を睨むが、コレは自分に後ろ暗いところがあるからだ。もう完全に逆ギレだ。
早くスマホの画面を消さないと……!
焦りながらそう思っていると、突然強く抱きしめられた。
「ひゃぅっ⁉︎」
変な声が口から飛び出る。
「その声、今はちょっときついかも……寝不足だから余計……」
「ふぁっ、ご、ごめっ、変な声でて……」
「なんで謝るんだ」
「だってこんな声っ、変だからっ。も、聞かないでぇっ」
もう、いろいろとだめだ。
先程の画面が頭を回る。修にも見られたくない。
抱きしめるのも即刻やめていただきたい。心臓が口から出る……。