私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 私がその事実に驚愕していると、修はまたにこりと笑う。
 あれ? もうスーツ着てるし、いつ起きたんだろう。

(もしかしてまた呼び出されてた?)

 そう思って修をみると、修は甘く蕩けそうな目で私を見て頭を軽く叩く。

「ほら、朝メシもうできるぞ」
「修が作ってくれたの?」
「さっき帰ってきて、目も冴えてたし。いつも作ってもらってばかりだからな」

 修はそう言って微笑む。
 その言葉に心にほんのり火がついたみたいに、暖かくなった。

「そんなのいいのに……」
「くるみに食べてほしいって思ったから」

(あっさりそんなこと言わないでよ……。一言一言に溶かされてくみたいで……)

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