私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
そう思うと胸がぎゅっと掴まれたように痛くなる。ドキドキして止まらなくなる。
今までと少し違って、怖いくらいの心臓の音だ。
「修」
「ん?」
「なんだろう、これ……。5年前までと違うの、修。胸が痛くて……びょ、病気かなぁ⁉」
私が言うと、修はもう一度強く抱きしめて私の耳元で囁く。
「気になるなら検査は受けた方がいいと思うけど、多分違うと思うぞ」
「へ……?」
修の顔を見上げると、修はそのまま唇を重ねる。
そして、唇が離れると、修は目を合わせてきた。
「どう?」
「もっとひどくなったぁあああああ!」
私が叫ぶと、修は、はぁ、と息を吐く。
「かわいすぎて死にそう……」
「えっ⁉ 死にそう⁉ 修まで⁉」
私が叫ぶと、そのまままた唇を奪われる。