私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「んんっ! ふぁっ……」

 激しいけど、短いキス。唇が離れた瞬間、なぜか「……もっと」と呟いていた。

 修はもう一度キスをした後、私の目を見て、
「少しだけ触れてもいいな?」と聞いてくる。

「へ?」

(触れる……?)

 またどきりと心臓が跳ねて、いつの間にかトップスに修の手が入り込む。

「んんっ! あっ……!」

 固い指先の感触が直接脳に届く。
 ゆるゆると触れたと思ったら、突然びくりと身体が跳ねる場所を探られる。

 顔が熱くて、真っ赤になるのを感じて、顔を腕で覆い隠した。

「へ、変になるっ、み、みないでぇ!」
「みせて、心の内も全部」

 修は私の両手を取り、そのまま耳朶に口づける。
 その囁かれる低い声に、私の身体がゾクゾクと粟立った。
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