私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
やっと食事を食べ始めたのが深夜1時。
修もおいしそうにたくさん食べてくれて、作って良かったと思った。
「ごちそうさま。うまかった」
「深夜にこんなにたべるのって、なんか背徳感あるね」
私が笑うと、修はそれを見て、愛おしそうに目を細める。それから、口を開いた。
「昔、くるみが高校受かった時、夜にラーメン食べに行ったの覚えてる?」
「もちろん、覚えてる」
修が駆けつけてくれたのが夜で、ラーメン屋しか開いてなかったのだ。私は続けた。
「嬉しかったもん。修としたことは全部、覚えてる」
修はもう一度微笑んで、それから突然真面目な顔になる。その表情にドキリとした。
「あの時のことも?」
「あの時って……」
「5年前。俺がくるみを無理矢理抱いたとき」